二つの大きな災害で分かったこと

台風21号、北海道の大地震が立て続けに日本を襲った。この二つの大災害で感じた事、分かったことが幾つかある。

その一つが昨日書いた一つのものに頼っては駄目だと言う事だが、恐らくは今後インフラの整備をする時に必ず役に立つ発想で設計してくれることと思う。

この二つの大災害で二つの大きな空港が被災した。しかし、二つの空港とも非常に短時間で再開を果たしている。慎重な考えが多い日本人が短時間にこれだけの事をやり遂げたことは海外に発信しても良いニュースだと思う。

しかし、関空島に残された乗客や乗員、空港関係者に対する対応にはいささか疑問を感じた。
八方ふさがりの中で8000人の人達を移動させる手段が実にお粗末だったことだ。炎天下に何時間も並ばせておくのは本当に良い方法だったのだろうか?

私が当事者だったら建物の中でグループに分けて座っていてもらい、高速船が来たら、或いは連絡バスが来たらグループごとに移動させると言う手段を取ったと思う。現場の状況が正確に分からないので単なる空想なのかもしれないが、もう少し配慮が有っても良かったのではないかと思う。

二つの大空港とも、特に外国人旅行者に対する案内がお粗末だったことは否めなかった。
不安内な外国でこの様な大災害に有って動揺しているのは外国人だと思う。何とかして外国人に対する案内をもっとスムースにしてほしかった。

対応が良かったと事は、ハッキリとした計画の下でその道程をしっかりと守って作業を進めたことだと思う。いつまでに何をすると言う事がはっきりと分かれば、几帳面な日本人はその計画に基づいて力を合わせて仕事が出来て結果的には早く成果を出せると言う事が分かったと思う。

北海道の地震では今までに見たこと間ない様な光景がテレビを通して全国に広がったし、恐らくは海外のニュースでも伝えられたと思う。それは厚真町の大規模な土砂崩れだ。見渡す限りの山肌が崩れ茶色い土で覆われていた。大きな地震災害に何度もあっている日本人でさえ、こんな事が有るのだと驚かされるものだ。地質学者の解説では大昔の噴火で堆積した火山灰や軽石が風化して崩れやすい地層になっていたと言う事だが、これで日本にはこの様な地層の所が数多くあると言う事が知られることになったと思う。山を背にして田んぼや畑を家の前に配置する日本風の考え方を少しは改めないと、同じことが何度も起こされる可能性があると思う。

画像


同じようなことが札幌の市街地での液状化現象だ。この地区は比較的新しい住宅地だと言う事だが、初期に家を建てた人たちは雨が降ると白い灰の様なものが流れて来ていたと言う事だから、元々その様な土地を開発して販売した業者がこの様な事もありうると思いながら販売したのだろう。

しかも、この土地は今回が初めての液状化現象ではないらしい、十勝沖の地震を二度体験しているようだが、二度とも液状化が起きていたと言う。この土地を開発許可した市にも責任はあると思うが、家を買ったり立てたりする時には過去の事を良く調査してからの行動が必要だと言う事が分かったと思う。

もう一つ、これは最も重要な事だ。北海道で唯一の原発、泊原発で外部電源が供給できずに緊急用の発電機で冷却水を冷やすと言う事を行ったと言う事だ。福島原発で体験した全電源の喪失が生かされた対応だったと思うが、あの事故からわずか十年未満で同じような電源喪失と言う事態が起きたわけだ。

この原発は直下に断層があるのではないかと言う疑念があり休止していたのが幸いしたのだが、これが稼働している原発だったら福島原発で起きたメルトダウンの二の舞になったかもしれないと言う事だ。

原発は稼働し始めたら運用コストは安いと言うが、建設コスト、廃炉を含めたコストを考えれば決して安全で安価な電源とは言えないと思う。原発の立地で補助金を得ている自治体はこの事をよく理解したうえで運転再開の可否を判断してもらいたいものだ。

もう一つのブログはここから入れます。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック