泡公害を覚えているだろうか

泡による公害とは1970年代頃に都市の河川のほとんどで川面が泡に覆われ、その泡が風に飛ばされて道路や住宅地に飛散した問題だ。この時、川に住んでいたたくさんの種類の魚たちが酸欠で死んでしまった。

東京と神奈川の境を流れている多摩川も例外ではなく、中小の河川が合流するエリア、堰が有るところは水が攪拌されより酷い状況になっていた。

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多摩川の川面が泡に覆われている状態
NHKのアーカイブから


この河川汚染の原因は急激な人口増加による生活排水が増えたことと洗濯機に使用する洗剤や台所用洗剤の普及により未処理の排水が川に流れ込んだためだ。


この時代に洗剤に使われていた化学物質は規制され何十年もかかって水質が元に戻りつつあり、多摩川でもアユの遡上が過去最大とまで言われるようになっているのだが、再びこの様な公害が起こるのではないかと心配している。

テレビのコマーシャルでは手を変え、品を変えた新しい洗濯洗剤、台所洗剤が紹介されている。これらにも当然化学物質が使われていて能書き通りに洗濯物は綺麗になり、軟らかく仕上がっていると思うのだが、恐らく長期間の使用による水質の変化などで安全だと言う事が実証されていないのではないかと思う。

更に洗剤メーカーは各々違う化学物質を使用しているのでこれらの化学反応なども当然試されて安全だと結論付けていないと思う。

現在の生活に欠かせない洗濯洗剤や台所洗剤が自然に負荷をかけていて、これがかつての泡公害のようになるのではないかと懸念している。

洗剤に含まれている人工香料で数パーセントの人がこの匂いに耐えられないと苦情を言っている。これなどもメーカーの売らんかなの考え方が、この数パーセントの人々に不快な思いをさせてしまっているのだと思う。恐らく芳香剤を使用しなくてはならない人の数よりも耐えられないと言う人の数の方が多いのではないだろうか!!

更に今日のインターネットのニュースでは女性セブンの6月2日号の記事を引用したものが乗っている。
これは「柔軟剤の人工香料が体内に蓄積されてアレルギーの原因になっているのではないか」と言う内容だ。
既に海外では規制しているところもあると言う。

こう考えると、洗剤、柔軟剤がすでに直接人体に影響を与えている可能性だってある訳だから、この様な負荷を受け続けている自然、特に河川は何かの形で影響を受けている事は間違いないと思う。

薬と同じように販売するまで何年もかけて臨床実験をする様な制度を洗濯洗剤、台所洗剤、柔軟剤、芳香剤などにも取り入れる必要があるのではないだろうか!!

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