京アニの悲惨な事件に思う

私はアニメが好きではない。従って、見ないし読まない。

京都アニメーションと言う名前も初めて聞いた。世界的に有名だと言うアニメの制作会社で33人が亡くなると言う悲惨な放火事件が起きた。アニメの制作会社だから亡くなった33人はみな若者だと思う。

一瞬のうちに体の自由が奪われ、さぞかし無念だっただろう。
亡くなった方への哀悼の意をささげたいし、家族の方にはお悔やみを言いたい。

昨日の報道では事件の凄さだけを報道しているが私にはこの事件に対して不思議でならないことが有る。犯人の気持ちは分からないのでここでは書かないが、次の3つの事が私の疑問だ。

何年も前から嫌がらせや脅迫が有ったと言う事
この会社の社長は事件後の発言で、数年前からネット上で嫌がらせや脅迫が有ったことを明らかにした。弁護士に相談し、警察にも相談していたと言う。

しかし、この様な事件は先ずは自らが防衛措置をするのが会社の仕事だと思う。弁護士に相談した、警察に相談したと言うのは言い逃れに過ぎないような思う。
ネット上の嫌がらせや脅迫ならIPアドレスからコンピュータを特定でき、犯人も特定できていた可能性が高い。それを弁護士に相談した、警察に相談しただけでは済まされない。警察が動くまで何度でも捜査の依頼をして会社自らが防衛措置をする必要が有ったのではないかと思う。
また、社員にも公表し自分自身の防御をするように言っていたら、恐らく今回亡くなった方の何人かは会社を変えていた可能性が有る。

建物に問題はなかったのか
建物はさほど古くはなく建築基準法に合致し、消防設備や警報設備には問題なかったと言う。
しかし、最初に映し出された動画を見ていて、この建物は何か変だなと言う疑問がわいた。非常階段が見当たらなかったし、まるで倉庫のような感じがしたのだ。
一階のメインの入り口と従業員の入り口は有るものの、1階、2階には非常階段さえない。

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朝日新聞から転載

今朝の朝日新聞が亡くなった方の場所と人数が掛かれたものが図解されていた。
これを見ても火をつけられて一階では二人の方が亡くなっただけなのに、2階では11人、3階の屋上への階段付近では19人が無くなっている。しかも1階、2階では建物の端に集中している。
しかも入り口から一番遠い端だ。それぞれの階に非常出口が有ったらこんなに大勢の方が亡くなる事はなかっただろう。

3階から屋上への階段付近では19人もの人が折り重なるようになくなっていたと言う。
この会社、この階段にも問題はなかったのだろうか? 避難訓練は行っていたのだろうか?


飲食店や人が居住する建物には2方向に避難路を設置することが義務付けられているのだそうだが、
今回の建物は事務所だと言う事で非常口は無かったのだと言う。

この様な構造では入り口付近で何かが起きても中の人は逃げるに逃げられないではないか!!
明らかに法律の不備だと思う。


なぜ大量にガソリンを容易に手に入れられたのか
犯人は20リットルの携行缶、2つに合計40リットルのガソリンを購入していたと言う。
当然ガソリンスタンドで購入したのだと思うが、この大量のガソリンの購入に疑問を持たなかったのだろうか。それも初めての人に!!

私も3リットルのガソリン用の携行缶を持っている。農作業に使用する器具のエンジン用だ。
私が初めてこの缶をもってガソリンスタンドに行ったとき、販売員は何に使うのかと言う質問をしてきた。

今回は恐らくそれを怠っていたと思う。嘘をついて購入することも可能だろうが、20リットルの携行缶2個分だ。普通は発々(エンジンジェネレーター)用として購入するための携行缶だと思う。
家で備蓄するのにも恐らく許可が必要だと思う。疑問を生じなかったと言うのは販売員の怠慢だ。
もし、用途を聞かずに販売していたらこのガソリンスタンドにも責任はあるのではないかと思う。

何れにしても今回の事件には法律が大きくかかわっていると思う。模倣犯が出る前に早急な法律の見直しが必要だろう。

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